
【サッカー】「いくらもらってんだ」の悪態に一発レッドカード(上川徹)(26)
- 1 胸キュンバーガー(070514)φ ★ 2007/04/11(水) 15:59:44 ID:???
- ●毅然たる態度で何度も粘り強く
06年ドイツW杯開幕日のポーランド―エクアドル戦。フィールドに立ち、
ラインをまたぐ時に緊張をほぐそうとして、パートナーの廣嶋副審に声を掛けた。
「廣嶋さ〜ん、幸せですか?」 すかさず返事が来た。 「幸せや〜」
鹿児島高専時代にユース日本代表に選ばれ、日本リーグのフジタ(現湘南)でも
プレーした。しかし、両ヒザのケガもあって91年にクビを言い渡された。
気持ちを切り替え、審判に転身した。 早くトップレベルで笛を吹きたい」。
その一心で経験を積みながら、96年にはJリーグ主審、国際審判、そして
02年日韓W杯審判と駆け足でトップに上り詰めていった。
15年の審判生活で、審判に必要不可欠なものは何かを実感した。それは
「やる気」「勇気」「根気」「平常心」という。 《毅然たる態度で同じことを
粘り強く続ける。公平に見るために自分自身をコントロールし、淡々と判定を下す。
ゲームコントロールは、選手との信頼関係が深いほどやりやすい。その基礎は
“変わらない基準”が作る》(著書「平常心」ランダムハウス講談社から)
95年、Jリーグのサテライト(若手主体の育成試合)でこんな経験をした。
ある選手が「今日のレフェリー、いくらもらってんだ」と聞こえよがしに言った。
すぐにレッドカードを出した。すると、コーチの怒鳴り声が聞こえてきた。
「おまえ! 上川だから(暴言を)言うなって言っただろ!」――。
●“絶対に負けない”がパワー源
審判の評価は「正しい判定を下す」「悪い行為は許さない」を続けていくことで
得られる。当時、「上川は厳しい」という噂も耳に入ってきた。「審判としての
存在が認められ、自分に対する評価が始まっている」「改めて身が引き締まる思いと
ともにうれしかった」と述懐する。
Jリーグが始まった当初、選手はカン違いしていた。 「若手も有名選手も
我が物顔でした。試合中にふてくされたり、悪態をついたり。主審に食って
掛かることもザラでした」 20歳前後の若造が、年長者の主審に向かって
「邪魔だ!」「どけ!」と怒鳴る。そんな光景が日常的に繰り広げられた。
「上川の判定は“いつも厳しい”といわれた。でも、“厳しい。けど変わらない”
を理想にしながら、こちらも“絶対に負けないぞ!”と強い気持ちを持って吹いた。
それがパワーの源になった」
06年12月29日の天皇杯準決勝を最後に現役の審判を引退した。
今年から「トップレフェリーインストラクター」として後進の指導に当たる。
「今シーズンのJリーグを見ていると選手の意識が変わった。ドイツW杯で
(日本代表が)『戦っていない』『動けていない』といろいろ言われました。
『もっとたくましくならないと』『タフにならないといけない』という気持ちで
プレーしているように思います。このまま、日本のサッカーが、いい方向で
進んでいって欲しいですね」
ttp://gendai.net/?m=view&g=sports&c=040&no=25244
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